牡蠣は今、ブーム食材!?
最近は都市部などにオイスターバーがたくさんオープンしており、海のミルクとも言われる牡蠣は人気食材の一つとなっています。
特に岩牡蠣の旬は6~9月とも言われており、これから美味しくなる季節。
ただし気を付けないといけないことが「牡蠣の食あたり」ではないでしょうか。
牡蠣による食あたりは珍しいことではなく、きっと知り合いの中に1人や2人は食あたり経験がある人がいるのではないでしょうか。
そこでここでは美味しく牡蠣を楽しむために、牡蠣の食あたりについてまとめてみました。
牡蠣の食あたりの症状は?
牡蠣による食あたりの主な原因は「ノロウイルス」であると言われています。
生で食べると美味すぎる真牡蠣の旬である冬場にノロウイルスが流行しやすいのはそのためとも言われています。
ウイルスに対して保有している抗体の量や種類も様々なので、食あたりしやすい人は出来る限り生で食すよりは加熱処理したほうが安全と言えるでしょう。
では症状はどんな感じになるのでしょうか?
腹痛にはじまり、下痢、嘔吐の症状が、繰り返しで、1日中トイレから出れなくなるほど酷いものになります。
なかには発熱する場合もあるようですが、食あたり自体で高熱になることは少ないようです。
ただし、免疫力が低下しているので風邪ウイルスなど他のウイルスまで呼び込んでしまい場合もあるので十分留意が必要です。
ちなみに体内での潜伏期間は24時間から48時間くらいと言われています。
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では対処法はどんな感じ?
現状では特効薬となるような薬や治療方法はなく、とにかく時が過ぎるのを待つしかないようです。
つまり全て体内から出しきらないといけないので下痢止めなどで抑えるのは防ぎましょう。
また下痢を繰り返すので脱水症状に陥りやすいです。
それを予防するために、水ではなくポカリスエットのようなスポーツドリンク系がベストと言われています。
また消化に良いヨーグルト、バナナなどを食べて早く治すようにしましょう。
症状が酷い場合は、病院に行き抗生物質の点滴を打ってもらうとかなり効果的のようです。
あとはノロウイルスが付着しやすい冬の真牡蠣に比べて、夏が旬の岩牡蠣のほうが食あたりになる可能性が低いので、生で食べるなら夏の岩牡蠣のほうがベターと言えるでしょう。
あたりやすい時期は?
前述通り、あたりやすい時期はズバリ「冬」になります。
真牡蠣に付着しやすいのもありますが、暑さに弱いノロウイルスなので冬は活動しやすい時期になります。
ただし、先日ディズニーホテルでノロウイルスが起きるなど、冬以外でも症状が出る場合があります。
特に体の調子が悪い時や妊婦さんなどケアが必要な時は出来る限り生ものなどは避けたほうが無難かと思われます。
牡蠣は夏がよくないと思っている人は以外と多かったのではないでしょうか。
牡蠣の食あたりがノロウィルスが原因という知識があれば、冬のが危険ということがわかりますね。
正しい知識で生の牡蠣をおいしくいただきましょう。