画期的？舌下免疫療法で花粉撃退？
日本の春と言えば、一番過ごしやすくて最高の季節なのですが、一部の人にとっては最悪の季節ですよね。
その最悪な人というのは、言わずもがな花粉症の人。
花粉が酷く飛び散る春先は、せっかく桜もキレイなのに外に出るのも憂鬱になってしまうものです。
そんな花粉症対策として近年、注目を浴びているのが舌下免疫療法です。
そこで、ここでは舌下免疫療法について調査いたしました。
花粉症の方必見の情報です！
舌下免疫療法とは？
まず舌下免疫療法とは、免疫療法の一つで、簡単に言ってしまうと直接、舌下に花粉エキスをつけて、花粉への抗体を作り出してしまうと言うものです。
当初は注射によって体内に花粉エキスを入れていたため、毎日通院するなどなかなか厳しいものがありましたが、今ではパンを舌下に置き、花粉エキスを付ける方法や直接、エキスを口内に入れ込む為、自宅で治療ができるようになって一気に普及しつつあります。
完治までには2年間かかると言われていますが、効果は早い人だと3週間ほどで出てくると言われています。
また、驚異的なのは効果の具合。患者の8～9割の症状が改善し、3割が完治しており、まさに画期的な治療法と言われています。
舌下免疫療法が保険適用となった？
新しい療法となると、やはり気になるのがお値段ではないでしょうか。
歯の治療などでもそうですが、高ければ高いほどクオリティの良いものが得られますが、お財布とも相談しなくてはいけないのが現実ですよね。
今までは70000円程かかっていたのですが、昨年10月より、鳥居薬品が出した「シダトレン」（舌下に置く花粉エキス）が保険適用となり、20000円程度で治療が受けられるようになりました。花粉症の症状時の状態を考えるとその金額は決して高くないですよね。
どの病院でもできる？
保険適用もされている治療法ですから、基本はどの病院でもできるはずなのですが、まだ日本では新しい治療法なので、必ずしも全ての病院でできるというわけではないようです。
と言うよりは、まだ行っていない病院のほうが多いと言うのが現実のようです。
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インターネットなどで「舌下免疫療法 病院」などと検索して、調べてから通院したほうがよいでしょう。
危険性はないの？
最後となりましたが、やはり気になるのは危険性はないのかという点です。
免疫療法ですから、体に無理強いされていることは事実。
拒否反応からか腹痛や嘔吐、下痢などの症状が出る場合があるようです。
また、酷い場合だとじんましんや喘息発作が出る場合も。高齢の方など体の抵抗力が弱い方はやらないほうが良いかもしれません。
そして、この療法は、スギ花粉にのみ効果的なので、他の花粉症には効果がないことも覚えておきたいところです。
ブタクサなど、スギ以外の花粉で悩まれている方も多くいるので、すべての花粉症に効く画期的な治療法が現れることを期待したいですね。