もしかすると不眠症? と思ったら心がけること
現代はストレス社会といわれています。
それとともになかなか寝付けない、夜中に何度も起きてしまう、いつも眠り足りない気がする、など、睡眠障害に悩む方も増えています。
薬や病院に頼る前に、ちょっとした工夫や日常生活の変化で、不眠症を克服できる場合もあること、知っていますか?
健康的な気持ちよい眠りを得るためにはどうすればいいのか、ご紹介しましょう。
眠りをいざなってくれるのは副交感神経
不眠症は、大きく分けて4つのパターンに分けられます。
なかなか寝付けない「入眠障害」、途中で何度も起きてしまう「中途覚醒」、目覚めが早すぎてしまう「早朝覚醒」、熟睡できた感がない「熟眠障害」、以上の4つのうち、最も多いのが「入眠障害」です。
そもそも眠りには、副交感神経が働くことが鍵となります。
よく「交感神経は昼間の神経、副交感神経は夜の神経」といわれるように、眠るためには副交感神経を働かせる必要があります。
副交感神経が働くと、心も体もリラックスして血行がよく、免疫力も上がり、呼吸がゆっくり深くなります。
そのおかげでスムーズに眠りにはいることができ、熟睡もできるのです。それでは、どうすれば副交感神経を働かせることができるのでしょうか?
不眠症の原因はここにあった!
眠れないと思ったらカフェイン断ちを!
最大の敵はカフェインです。
カフェインは心も体も興奮させる成分ですので、交感神経が活発に働いてしまいます。
ですから、できるだけカフェインの入った飲み物は避けましょう。
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特に夜は厳禁です。
できればカフェイン断ちすることをおすすめします。
カフェインといえばコーヒーを連想しますが、緑茶、特に新茶にはかなりのカフェインが含まれています。
紅茶やココアにも含まれています。
最もおすすめは水です。
水といっても冷やしたものはNGです。
内臓が冷えると交感神経の働きが増してしまいます。
カフェインレスのホットドリンクやホットミルクなどはいいでしょう。
唐辛子などの香辛料もなるべく避けてください。
光を避けて心も体もリラックス!
パソコンやテレビ、明るすぎる照明も入眠のさまたげとなります。
寝る3時間前くらいにはそれらの光を浴びないようにしましょう。
照度を落としたり、間接照明にするなどの工夫をしてください。
ゆっくりとお風呂にはいるのはおすすめです。
ただし熱いお湯は交感神経が優位になるので、温めのお湯にゆっくりつかって体の心まで温めると副交感神経が働くようになります。
寝る前に軽くストレッチやヨガをして血流をよくするのもいいでしょう。
心も体もリラックスさせることが大切なのです。飲みすぎなければお酒もリラックス効果があります。
眠れないからとストレスを感じるのもよくありません。
脱力してそのうち眠れるだろうと自分に暗示をかけましょう。
寝具も大切な要素です。
枕やマットレスの硬さなど、自分にあったものにしてください。
良質な睡眠は、規則正しい健康的な生活なしには得られません。
適度に運動をして、食べ過ぎに注意し、だいたい同じ時間に寝るなど、規則正しい生活のリズムを心がけましょう。