食べる時間を変えるだけダイエット!
運動をしたり炭水化物や脂肪を断ったり、ダイエットにはさまざまな方法がありますが、いざ挑戦してもなかなか成功させることができないのが現実です。
たとえやせてもリバウンドでダイエットする前より太ってしまうこともよくあることです。
ダイエットは、固い決意と持続する意志、そしてあきらめない気持ちがなければ結果を得ることができないのが通常ですが、努力なしで太らない体質になれる方法が注目されています。
ただ、食べる時間を変えるだけというお手軽な作戦、ご紹介しましょう。
3時のおやつは太りにくい?
人の体には体内時計が備わっています。
その体内時計の仕組みを研究することによって体の生体リズムが徐々にわかってきました。
そこから生まれたのが「時間栄養学」という分野です。
食べたものの総エネルギーではなく、食べる時間や、朝昼晩の食事の食べる割合をどうすれば体にいいのかが解明されてきたのです。
まず、1日のうちでもっとも食べたものが脂肪になりづらい時間は、午後3時です。昼から夕方まではインスリンが多く分泌され、エネルギー代謝が活発になるので、しっかり食べてもエネルギーに変換されやすい時間帯です。
この時間帯であれば甘いものを食べても太りづらいのです。ですから3時のおやつは理にかなっているわけです。
朝の光と朝食で体内時計をリセット!
実は体内時計は、24時間ではなく、24.5時間なので、意識しなければ少しずつずれてきてしまいます。
そこで大切にしなければならないのが朝食なのです。
体内時計をずれないようにリセットするには、朝の光を浴びることと、朝食をとることが必要です。
朝食を食べることによって内臓を目覚めさせれば代謝も上がりますので太りにくくなります。
そのためにはインスリンを出しやすいものを食べましょう。
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穀物とタンパク質をいっしょにとると効果的です。
和食であれば納豆ご飯、洋食であればチーズトーストなど、手軽に用意できますし栄養的にもおすすめです。
それに糖質やタンパク質を働かせるためのビタミン・ミネラルを加えましょう。
野菜や海草もとると理想的な朝食になります。
ぜひ、お好みの朝食スタイルを工夫してみてください。
夕食は午後8時までに!
食事のバランスは、実験データから、朝食3、昼食3、夕食4が理想的だという結果が出ています。
問題となるのは、夕食の時間です。
体内時計は、BMAL1(ビーマルワン)という脳内ホルモンが深く関わっています。
脂肪を蓄えようとする働きのあるBMAL1の分泌量は、朝6時から急激に減りはじめ、午後3時にもっとも少なくなって、徐々にまた増えていきます。
そして午後10時から午前2時に最大になります。
ですから、夜10時以降の食事は太るのです。
ですから、食事をしてから2時間はインスリンが分泌されると考えて、できれば夕食は午後8時までにすませましょう。
さらに、夕食では食べる順番も大切です。
食物繊維を含んだ野菜などから食べはじめ、ゆっくりと血糖値を上げるようにしましょう。
小腸からの糖質の吸収がゆるやかになり、余分な脂肪やコレステロールも排出してくれます。
焼肉などにいっても、肉からではなく、野菜から食べることで、脂肪はつきづらくなります。
運動時間に関しては、昼から夕方にかけてがおすすめです。
食べたものを糖に取り込む効率が最も悪いため、食べたものがムダなくエネルギーに変わるのです。
以上、食事をとる時間を意識するだけでもできるお手軽時間ダイエットで、あなたもやせ体質を目指しましょう。