おいしい山菜の紹介と調理法ご紹介!
山菜はその時期だけの自然からの恵みです。
フキノトウやワラビ、タラノメなどのポピュラーな山菜に加え、近年は都市部でもウルイやコシアブラアクなど、あまり名前を知られていないものも山菜も店頭に並ぶようになりました。
体に良さそうだなあと思っても、どうやって食べたらわからない、という方のために、お店で買える山菜の食べ方をご紹介しましょう。
ワラビはあくの抜き方がキーポイント
山菜はあくのせいでエグミがあるのから食べられないという方もいますが、好きな方にとっては、それすらも山菜のうまみのもと。
実はこのアクは、タンニンなどのポリフェノールを主成分とし、抗酸化性などの機能があります。
山菜の持つ栄養価を残しおいしく頂くには、アクを少し残す程度のアク抜きをするのがコツです。
あくの強いワラビは、0.3パーセントの重曹を入れたお湯で軽く茹で、そのまま冷めるまで漬けておきます。
ワラビを採ってからの時間や生えていた場所によってアクの強さが違うので、少しかじって確認するなどしてさらす時間を調整しましょう。
自分でアクを抜いたワラビは、完璧に抜けきった状態で売られているものよりおいしいのでぜひ挑戦してみましょう。
切っておかかと醤油をかけただけでも、めんつゆに漬けたり炒め物でもいただけます。
コシアブラの天ぷらは山菜界トップクラスのおいしさ
最近、注目されているのがコシアブラという山菜です。
これはタラノメなどと同じウコギ科で、春に出始めた葉を摘み取っていただきます。
天ぷらでいただくのが最もおいしい食べ方です。
アクもほとんど感じません。
コシアブラの独特の香りもかぐわしく、山菜の中ではこれが一番好きだという方も多いようです。
細かく刻んで塩漬けにし、それをご飯に混ぜるのもいいでしょう。
子供向けには、刻んだコシアブラを多めの油で炒めて砂糖醤油で甘めに味付けしてご飯に混ぜてください。
基本的に、ほとんどの山菜は、天ぷらにするとアクを感じることなくいただけます。
油との相性がいいので、炒め物もおすすめです。
アク抜きの手間がかからない山菜もあります
ハチクという細長いタケノコも店頭で見かけるようになりました。
一般的なタケノコのモウソウチクよりアクが少ないので、アク抜きがらくです。
皮をむいてからさっと茹で、水にさらしておくだけです。
そのままでいただくこともできますが、肉類や高野豆腐などといっしょに煮物にするのもいいでしょう。
アクのない山菜では、ウルイ(オオバギボウシ)という若葉があります。
さっと湯がいてお浸しや酢みそ和え、お味噌汁などでもいいですし、鶏肉などと炒めてもおいしくいただけます。
ウワバミソウ(ミズナ)もアクのない山菜です。
さっと茹でるだけで食べられます。
皮が固い場合は根本からむいてから調理しましょう。
生のまま切って炒めてもおいしい山菜です。
東北地方では広く食べられています。
赤みがかった根本の部分を細かく切ってから叩くと粘りがでますので、味噌などを混ぜていただきましょう。
「ミズトロ」と呼ばれて珍重されています。
最後にわらびのアク抜きの参考となる動画を紹介しますね。